結束バンドでらくらく作業
2020年2月3日

屋外ケーブルに必要な凍結防止剤の対策とは

冬場、寒さが厳しい地方では温度が下がってくると、安全のため道路に凍結防止剤を散布することがよくあります。

一度降って積もった雪は、気温が0度以上になると溶け出します。それが再び凍結することでアイスバーンやミラーバーンとなり、歩行者の転倒や車のスリップなどといった大事故につながることもあるため道路の凍結対策はとても重要です。凍結防止剤とは、一言でいうと凍結温度を下げて凍りにくくする商品のことです。どのように凍りにくくするかというと原理は簡単で、氷に食塩をかけると融点が0度より下がるという小学校理科の原理を利用しています。

そのため多くは主成分に塩化カルシウムや塩化ナトリウムを使用しており、それを道路に散布することで塩分を加えて凍りにくくしているのです。道路の安全対策に関しては有効ですが一方でデメリットもあります。実は、凍結防止剤に含まれる塩分が屋外に配線してある電源ケーブルに被害をもたらしているのです。電源ケーブルの被覆材に使われているポリエチレンは塩分に弱い材質です。塩分は次第に電源ケーブルを侵食し、劣化を早めたり、断線などの配線トラブルがおきる原因となります。

そういったトラブルを防ぐためには、塩に強いポリプロピレンなどケーブルの被覆材を見直すことが必要です。また、最近では、酢酸ナトリウムや尿素といった無塩タイプの凍結防止剤も発売されています。無塩タイプは塩を含んだものよりコストがあがりますが、屋外配置の家電や電気を利用した広告などが設置されている場所では有効な対策と言えます。
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