結束バンドでらくらく作業
2020年1月12日

海の沿岸では耐塩害用の結束バンドを

結束バンドは何本ものケーブルを束ねたり、壁や柱などに固定する際に便利な留め具です。

輪っか状に曲げて穴に通して引っ張るだけといった簡単な作業でしっかりと締め付けることが出来ます。強力にロックがかかるようになっており、ちょっとの力では解くことが出来ません。解くにはニッパーなどの切断用の工具が必要です。とても丈夫な留め具ですが結束バンド製品の殆どは合成樹脂で出来ています。

合成樹脂の中には太陽光に含まれる紫外線を浴びると劣化が早まるものもあります。そのため屋外用、屋内用といった製品が用意されています。屋外用の結束バンドには紫外線に強い合成樹脂が使われています。ところで屋外における劣化の要因は紫外線だけではありません。例えば海の沿岸では塩害があります。塩害も合成樹脂を劣化させる要因の一つです。塩分は潮風によって運ばれてきます。それが繰り返し付着すると、次第に劣化していきます。

亀裂が入り、それが大きくなると、ちょっと力が加わっただけでも破断に至ります。ですので、海の沿岸で結束バンドを使用する際は単なる屋外用ではなく、耐塩害性のある製品を使う必要があります。これを使うことにより塩害にも耐え、より長く状態を維持することが可能です。強風が吹くとかなり内陸にまで塩害をもたらす場合があります。ですので海の沿岸から離れた所でも屋外で結束バンドを使用する場合は、耐塩害性のある製品で対策しておくことが大切です。

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