結束バンドでらくらく作業
2019年11月24日

結束バンドの特徴と用途について

建築物の新築や改修工事には建築工事に加えて、電気や給排水衛生や空調などの設備工事で構成されています。

電気設備工事は、電力会社からの電力を受けるための受電設備や電力を各系統に供給するための配線設備、照明器具やコンセントなどの器具を用途に応じて取り付ける工事などがあります。このうち配線工事は電線やケーブルなどの電力の伝達のための配線を布設するものです。電気設備技術基準や内線規程などの法規では、電線は電線管内に通線することや、ケーブルであれば管内やいんぺい配線や露出の配線をするなどの規定があります。

いんぺい配線は、天井内のケーブルを2メートル以内で吊る下げるよう定められていて、天井内のころがし配線では整然と並べるように決められています。また、電力系統と放送や自動火災報知機などの弱電系統の配線の混触をさせてはならないと定められています。適切な本数のケーブルを用途や電圧などでまとめておくと、竣工した後のメンテナンスが容易にかつ確実にできます。

結束バンドはこのような用途で使われている電設資材であり、金属製や樹脂製の製品があります。樹脂製の結束バンドは耐候性があれば、いんぺいだけでなく屋外露出でも使用ができます。ステンレス製や亜鉛メッキ製のものであれば屋外で使うことが可能です。結束バンドで束ねることができる本数の上限は、流れる電流により発生したジュール熱によって定められていて、その本数を超えることなく適切に用途に応じて束ねることがたいせつです。

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