結束バンドはケーブルを固定するだけでなく、機器本体を固定することも可能です。
ただしその際にはいくつかの点に注意することも必要です。機器本体の落下の危険があるためです。1つは機器の重量を充分考慮した太さを選ぶことです。様々な太さが用意されていますが、その太さにより耐えることのできる重量が異なるため、比較的太めのものを選ぶことが大切になります。なお、細いものを複数利用する事は避けたほうが無難です。この場合には1つの結束バンドに荷重がかかってしまうことがあるため、荷重がかかった側が切れてしまうことがあるため注意をしなければなりません。
2つ目は結束バンドを締める際に機器本体の突起物などに当たらないようにすることです。突起物に当たってしまうとその分に力が集中し切れてしまうことがあります。万が一その人以外に止める場所がない場合などは、突起物を覆う工夫をすることが重要となります。3つ目は機器本体を確実に水平な場所に設置することです。
設置場所に傾斜がかかっていると地震や外部からの振動によって本体が滑り落ちてしまう危険があり、結束バンドに大きな力がかかるため落下の原因になってしまうことになります。また振動により瞬間的に結束バンドに強い力が加わることになるため、切れてしまう恐れがあるのです。この点に充分注意をし、安定している場所に設置をして自然に滑り落ちたりしないことを確認してから固定することが重要となります。