近頃はWi-Fiなど配線を必要としない無線lanを使用する人が増えてきています。
配線を必要としない無線lanは便利なのですが、電波を飛ばしての接続はセキュリティ的には絶対に安全とは言えません。セキュリティのことを考慮して、あえてWi-Fiをlanケーブルで接続する方法もあります。また安定した高速通信でオンラインゲームを楽しむ場合などにも、lanケーブルは有効です。lanケーブルにはカテゴリと呼ばれる規格があり、7つの段階に分類されています。
CAT5やCAT6とアルファベットと数字で表記され、数字が大きいケーブルほど通信速度や周波数が上がります。カテゴリにはエンハンスドと呼ばれるものもあり、CAT5Eと表記されています。エンハンスドとは機能の拡張や向上の意味で、1000Base-Tに対応しているので1Gbpsの光回線のサービスなどに使われます。
エンハンスドのケーブルは周波数特性や芯線などの仕様だけでなく、ノイズへの対策も従来のケーブルより厳密に対策されています。同じ1GbpsのカテゴリのCAT5EとCAT6を比べた場合、カテゴリ6のケーブルの方が速さを感じる場合があります。これは帯域が大きいほど大量のデータを同時に流すことが可能になるためです。有線での接続は細かい設定をする必要がなく、ルーターと端末をつなぐだけでインターネットが楽しめます。また周囲にある家電製品の電波の干渉を受けることもありません。今でもlanケーブルは有効な選択肢と言えます。